おいらの読書日記

読んだ本の感想文とか色々!

#3 【コンビニ外国人】芹澤健介

こんばんは!
今月二冊目ですね!
いやあ理想は週に一冊ペースで月に四冊くらいは読みたいんですけどなかなか思い通りにはいきませんね、、汗

今回読んだ本は「コンビニ外国人」という本で、著者は芹澤健介。
新潮新書 760円(税抜き)です。2018年5月20日発行ですので、新しめの本ですね。


まずは著者の芹澤健介氏の経歴紹介から。
1973年、沖縄県生まれ。横浜国立大学経済学部卒。
ライター、編集者、構成作家NHK国際放送の番組制作にも携わる。
長年、日本在住の外国人の問題を取材してきた。
とのこと。


さて、この本は昨今の日本の人手不足による外国人労働者の増加問題についてまとめたものです。
中でもとりわけ外国人労働者に依存しているコンビニに焦点を当てています。
特徴としては、統計データやニュース記事のみを元に書いた本ではなく、実際にコンビニで働いている外国人たちに直接インタビューした内容をもとに書いてあることでしょうか。

具体的には
①外国人が日本で働く理由は?
②昨今の移民問題とは?
技能実習制度の問題点とは?
日本語学校の問題点とは?
⑤これから日本はどうやって国内生産力を維持すればいいのか?
といったことが取り上げられていました。

外国人労働者の増加が今後の日本経済に大きな影響を与えることは周知の事実ですから、現状日本がどのような状況になっているのかを知るのにはとても勉強になる内容ばかりでしたよ。


読了まで1.5時間くらいでした。


感想です。
やっぱり外国人は雇う側からすると「便利」な労働力として考えられていますよね。
現実として100万人以上の外国人が日本で働いているらしいです。
ただ考えなければならないのは、いくら労働力を呼んでも、やってくるのは僕らと同じ人間なんですよね。
国内の経済力維持のためには、確かに外国人労働者は必要不可欠な存在だということは間違いないとは思います。
ただ外国人労働者増加の裏には、一筋縄では解決できないような混沌とした問題が絡み合っているなという印象を持ちました。



移民問題や、日本の将来について考えたいという方、あとは経済学を学んでいる方にかなりオススメできる本だと思いました。


総合点は86点!

普段あまり読まないジャンルの本でしたが、とても勉強になりました。また何回か読み返したいと思います。


それでは!せーの!おつかれ!