おいらの読書日記

読んだ本の感想文とか色々!

#9 【たくらむ技術】加地倫三

こんにちは!
今月3冊目ですね、普通に読み終えてましたが記事にするのが遅くなりました笑

今回読んだのは「たくらむ技術」という本で、著者は加地倫三さん。

まずは経歴紹介から。
1969年生まれ。神奈川県出身。上智大学卒業後、92年にテレビ朝日に入社。スポーツ局に配属後、96年より編成制作局に異動してバラエティ番組の制作に携わる。現在、「ロンドンハーツ」「アメトーーク!」の演出、プロデューサー。

ということでご存知な方もいらっしゃると思いますが、アメトーークの加地さんです!
息の長い人気バラエティ番組を数多く手がけられているプロデューサーです。


この本を読もうと思った理由ですが
僕普段趣味でYouTubeの活動もしていまして、

知り合いのYouTuberの方と一緒に動画を撮影したり、動画の企画を練ったりすることが割とあるんですよ。

(余談ですけど、YouTube好きな方なら割と誰でも知ってるような有名な方ともコラボしたことあります!)

そこで、加地倫三さんはテレビで人気の動画コンテンツを作り続けてらっしゃるので、どのような考え方でバズるコンテンツを作ったりしてるのかな~っていうのが知りたくなりまして、購入しました!


本の構成ですが、たくらむ技術とありますが、技術論というよりは、仕事への取り組み方、意識についての熱い思いをつづったものとなっています。

ですので、
「たくらむ」という言葉に関係のある事柄はあまり多くなくて、
「たくらむ」という言葉の持っている悪い印象を引っくり返す!みたいな内容でもありません。


この本を読んで印象に残った加地さんの言葉を少しご紹介しますね。
・見逃しをするなら三振をした方がいい
・メーカー企業が行うマーケティングと、アイデアを考えるマーケティング的な手法というのは、別物。
・下手に真面目な人は、きちんと最初から問題を解決していこうとするから時間はかかるし、脳みそが疲れてしまう。
・他人の判断なんて、その時プラスの部分を見たかマイナスの部分を見たかという偶然に過ぎない。
・若手に簡単にチャンスは与えられない。自動的にチャンスが降ってくる環境だともらい癖が付いてしまうから。

ここら辺は個人的に心に響きましたね。
もちろん、これだけ読んで加地さんが伝えたかったことを理解できないとは思いますが、いかに仕事に情熱を注いでいる熱い方なのかということは伝わると思います。
本当にバカ真面目にバカをやっているんだなと思いました。そりゃ人気バラエティ番組を生み出せる訳だ…

「見逃しをするなら、三振をした方がいい」

この言葉を見て皆さんはどういう意味だと考えますか?
何もしないより、失敗してでもチャレンジした方が良い。
って捉えますか?

加地さんのこの言葉の捉え方って独特でしたよ。全然意味が違ってました。
素直に凄いなって思いましたね。
皆さんも機会があればぜひこの本を読んで、加地さんがどういう意味でこの言葉を使ったのか、チェックしてみてください!


普段、僕は芸能人が書いた本とか、成功者の体験本とかは読まないのですが、この本は自分の経歴や共通点から参考になることが多いかもと思って読んでみました。

読書を始めようと思っている方で、まずどんな本を選べば良いか分からないという方は、タイトルやジャンルから選ぶのではなくて、

著者の経歴や、学歴、やっていることや、出身地などの共通点を探して、興味を持てる人だったら、その人が書いた本を読んでみる。といった方法で探すのも一つの手段かなと思います。
是非参考にしてみてください!


最後に、この本はテレビ業界や動画制作をしている人はもちろん、普通の会社勤めの方にもオススメできる本になっていると思います。是非手に取って読んでみてくださいね!

総合点は84.5点!


それではまた!せーの!お疲れー!