おいらの読書日記

読んだ本の感想文とか色々!

#1 【超AI時代の生存戦略】落合陽一

こんにちは!

 

今回紹介するのは「超AI時代の生存戦略」という本。著者は落合陽一。

大和書房出版で、値段は1,300円(税抜き)です。2017年3月25日第1刷発行。

 

まず著者の落合陽一氏の経歴紹介から。

 

筑波大学情報学群情報メディア創成学類を卒業。大学院ではヒューマンインターフェース工学及びコンピュータグラフィクスを専攻し、東京大学学際情報学府にて博士号を取得。

現在は大学教授やメディアアーティストとして活躍されてます。

「現代の魔法使い」と称されていたり、世界から注目される色々な研究をされているみたいなのですが、レベルが違いすぎて正直いまいち良く分からないです。。(笑)

 

最近はテレビのメディア露出も多いので、ご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。こないだ嵐の二宮君と対談してましたね!

 

 

「日本再興戦略」とホリエモンと共作の「10年後の仕事図鑑」は、どこの本屋さんでもプッシュされているので、本の表紙とかは見たことある方多いんじゃないかな。

 

さてこの本の内容ですが、

 

本書は、計算機技術の発展による「超AI時代」を生き抜いていくために、時代性を読み解き、必要なスキルやマインドセットについて解説したものである。(本文引用)

 

とあるように、将来的に訪れるであろうAI時代の生存戦略について、著者の見解を示唆した本になっております。内容はかなり平易に書かれていて、この分野に関する知識がほとんど無くても十分理解できるものでした。

 

読了するのに要した時間は1.5時間程度でした。

 

構成は大まかに、

第一章 超AI時代の生き方とは?

第二章 超AI時代の働き方とは?

第三章 超AI時代の生活習慣とは?

となっております。

第一章ではこの本のメインテーマのワークライフバランスからワークアズライフへの変換の提唱をして、第二章及び第三章で、そのワークアズライフを実現させる上で必要な生活や仕事に関する様々な議題、労働についての具体的なトピックスを解説していくような形になっています。

  

まずこの本の面白かったところから。メインテーマのワークアズライフについてですが、これは具体的に言うと、インターネットであらゆる世界が繋がった今、仕事と余暇の境目が薄れている。そんな中で、もし超AI時代が到来したら、合理的にゴールとプロセスが明確なことは全て機械にやらせて、人間は自分の好きなことで価値を生み出すスタイルを取りましょうというものです。

 

ストレスのかかる仕事をして、余暇を好きなことで潰すという意味ではなく(ワークライフバランス)、なるべく趣味性の高いストレスフリーなことの延長線上に仕事が繋がるような働き方をしましょう(ワークアズライフ)と言うものですね。

 

現に趣味なのか仕事なのか分からないことでお金を稼いでいる人は増えていますよね。

 このワークアズライフの考え方はとても面白いなと思いました。

 

 更に、この本の強みは、こういったAI社会が到来しても、今から準備をしていれば将来も有意義な時間を過ごせますよという、ある種の希望感を得られることだと思います。

 

また、「多くの仕事が人工知能に取って代わられる時代には人間はクリエイティブなことをしましょう。」のような、決まり文句を否定して、

より具体的な生き方や心構えを示唆してくれている所も良い点かなと思います。

 

逆にこの本の弱みとしては、具体的な論証は無く、あくまでも根拠のない著者の想像の域でしかないということですね。

ただ、様々な分野で第一線の研究をされている方ですので、それなりの説得力はあるのかなと思います。

 

あと、少々カタカナ用語が多いかなと感じました。

「シンギュラリティ」や「ブルーオーシャン戦略」などの用語は毎日新聞を読んでいる方や、社会人なら当たり前に分かる言葉ではありますが、高校生や大学生の読者には用語の説明が無いと分かりにくい言葉かも知れませんね。

 

著者の意見についてどう思うか、自分なりに考えるために一読する価値はあると思います。次は別の本でAIについて勉強してみて、著者によって変わってくる見解の違いなどを学ぶのも良いのかなと思いました。

 

 

総合点としては80点かな!

 

今後の働き方やビジョンを考える力を養うために、是非読んでみてください!

 

僕は現在もう一冊、落合陽一氏の本を読んでいるので、その本も読み終えたらまた記事にしたいと思います!それでは!

 

せーの!おつかれ!